和型墓石
和型墓石 | 仏式 | 角柱型(標準型)、五輪塔、宝篋印塔 多宝塔、石仏墓、層塔、無縫塔 |
神式 | 神道墓 | |
洋型墓石 | スタンダード | オルガン型 ストレート型 フラット型 |
【角柱型墓石】(標準型)
お墓の原型はお釈迦様が亡くなられて埋葬された地に建てられた「ストゥーバ」であると言われています。
現在は位牌を模した形で、江戸時代中期以降に現われ、現在では需要の8~9割がこの型である・基本型は、仏石(竿石)・上台・下台より構成され、関西では大阪型・京都型・神戸型等があり、仏石の頭や付属品が異なる。仏石(竿石)の巾が8寸のものを8寸碑(8型)、9寸のものを9寸碑(9型)、1尺のものを尺角碑(10型)と呼ぶ。大阪型・神戸型には芝台を付けることが多い。
神戸型墓石
【五輪塔】
平安時代中期に出現したわが国独特の形をもった塔で、鎌倉時代にはその形が完成され、供養塔やお墓として最も盛んに造立された。仏教(特に密教)の宇宙観である五大(五識)をあらわす地輪(方形)・水輪(円形)・火輪(三角形)・風輪(半円形)・空輪(宝珠形)よりなる。出現した時代により、古代型(鎌倉型)、近代型等に大別される。また、形状により、略式五輪塔(足長五輪塔)や一石五輪塔もある。
【神道墓石】
神道には、神社神道と教派神道をがある。神徒のお墓(奥津城・奥城・奥都城)で、竿石が長く刀剣形であり、供物台のかわりに八足台を使用する。通常、竿石の高さは巾の3.5倍であるが最近は短いものが多い。その他竿石が六角柱や円柱形等のものもあり形は一定していない。
洋型墓石
【スタンダードタイプ】
戦後に流行した墓で、超宗教、脱宗教的色彩が強いが、特にキリスト教関係者によく用いられている。(キリスト教用の場合は十字架が彫刻される。)一般的に形は一定していないが、洋型標準型は竿石が巾広で前面にテーパーがついているものが多い。